【知識ブログ】親族間で不動産を売買する際の注意点と適正価格の決め方

query_builder 2025/04/09
不動産知識
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親族間で不動産を売買する際には、一般的な不動産取引とは異なる特有の注意点があります。節税対策や相続対策として行うケースも多いですが、適切な手続きを踏まないと贈与税の対象となる可能性があります。本記事では、親族間売買のポイントや適正価格の算出方法について解説します。




1. 親族間売買の特徴


  • 第三者との取引ではないため価格設定が自由

  • しかし税務署からは実勢価格との乖離に注意が必要

  • 相続・贈与との関連で注意されやすい取引



2. 注意すべき点


  • 著しく安い価格での売買は贈与とみなされる:市場価格の70%以下で売買した場合、差額が贈与税の対象になる可能性があります


  • 登記手続きは通常の売買と同様に必要:所有権移転登記や固定資産税評価額の確認などが必要


  • ローン利用が難しい:金融機関は親族間取引には慎重なため、住宅ローンが利用できないこともあります




3. 適正価格の決め方



  • 不動産会社の査定を受ける(複数社から相見積もりを取るのが理想)

  • 周辺相場や固定資産税評価額、公示地価を参考にする

  • 一括査定サイトを活用して市場価格を把握




4. 手続きの流れ


  1. 不動産査定を受ける

  2. 売買契約書の作成

  3. 司法書士による登記手続き

  4. 売却代金の支払い

  5. 税務署への申告(必要な場合)




まとめ


親族間での不動産売買は、信頼関係があるからこそ円滑に進みやすいですが、税制面では厳しくチェックされることが多いため、注意が必要です。正当な価格設定と透明な手続きを行うことが、後々のトラブル回避につながります。





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