【知識ブログ】住宅ローンが残っている不動産の売却方法と注意点

query_builder 2025/03/10
不動産知識
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住宅ローンが残っている不動産を売却することは可能ですが、通常の売却とは異なる手続きが必要です。適切な方法を選ばないと、残債が清算できずにトラブルになることもあります。本記事では、住宅ローンが残っている不動産を売却する方法と、その際に注意すべきポイントを解説します。



1. 住宅ローンが残っている不動産を売却する方法



1-1. 売却代金でローンを完済する

売却価格が住宅ローンの残債を上回る場合、売却代金をそのままローンの返済に充てることで、抵当権を抹消し、スムーズに売却できます。


1-2. 自己資金を追加して完済する

売却価格が住宅ローン残債に満たない場合、不足分を自己資金で補填し、ローンを完済することで売却が可能になります。


1-3. 買い替えローンを利用する

新しい住宅を購入する場合、現在の住宅ローンと新居のローンをまとめる「買い替えローン」を利用できることがあります。ただし、審査が厳しくなる点に注意が必要です。


1-4. 任意売却を検討する

住宅ローンの返済が難しく、売却価格でも残債を完済できない場合、金融機関と交渉して任意売却を行う方法もあります。通常の売却よりも手続きが複雑になりますが、競売を避けるメリットがあります。




2. 住宅ローンが残っている不動産を売却する際の注意点



2-1. 抵当権の抹消手続きを確認する

不動産に抵当権が設定されている場合、売却前にローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。抹消手続きには金融機関の承認が必要です。


2-2. 売却価格とローン残債のバランスを把握する

ローンの残高と市場価格を比較し、どの方法で売却するのが最適かを判断しましょう。不動産査定を受けることで、おおよその売却価格が把握できます。


2-3. 税金や諸費用を考慮する

売却時には、仲介手数料、登記費用、ローン完済に伴う手数料などがかかります。また、売却益が出た場合は譲渡所得税が発生する可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。


2-4. 金融機関との相談を早めに行う

ローンの状況や売却方法によっては、金融機関との交渉が必要になるケースもあります。売却を検討し始めたら、早めに金融機関へ相談することをおすすめします。


2-5. 専門家のサポートを活用する

住宅ローンが残っている不動産の売却は、通常の売却よりも手続きが複雑です。不動産会社やファイナンシャルプランナー、弁護士などの専門家のアドバイスを受けながら進めると安心です。




3. 住宅ローンが残っている不動産の売却の流れ


  1. 住宅ローンの残債を確認する

  2. 不動産の査定を受け、売却価格の見込みを把握する

  3. 金融機関と相談し、ローン完済の方法を決定する

  4. 売却活動を開始し、買主を見つける

  5. 売買契約を締結し、決済・引き渡しを行う

  6. ローンを完済し、抵当権を抹消する



まとめ

住宅ローンが残っている不動産を売却するには、ローン完済の方法を明確にし、金融機関との調整をしながら進めることが重要です。売却価格とローン残債のバランスを把握し、最適な方法を選ぶことで、スムーズな取引が可能になります。早めに専門家に相談し、計画的に進めることをおすすめします。





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