【知識ブログ】住宅ローンが残っている不動産の売却方法と注意点
住宅ローンが残っている不動産を売却することは可能ですが、通常の売却とは異なる手続きが必要です。適切な方法を選ばないと、残債が清算できずにトラブルになることもあります。本記事では、住宅ローンが残っている不動産を売却する方法と、その際に注意すべきポイントを解説します。
1. 住宅ローンが残っている不動産を売却する方法
1-1. 売却代金でローンを完済する
売却価格が住宅ローンの残債を上回る場合、売却代金をそのままローンの返済に充てることで、抵当権を抹消し、スムーズに売却できます。
1-2. 自己資金を追加して完済する
売却価格が住宅ローン残債に満たない場合、不足分を自己資金で補填し、ローンを完済することで売却が可能になります。
1-3. 買い替えローンを利用する
新しい住宅を購入する場合、現在の住宅ローンと新居のローンをまとめる「買い替えローン」を利用できることがあります。ただし、審査が厳しくなる点に注意が必要です。
1-4. 任意売却を検討する
住宅ローンの返済が難しく、売却価格でも残債を完済できない場合、金融機関と交渉して任意売却を行う方法もあります。通常の売却よりも手続きが複雑になりますが、競売を避けるメリットがあります。
2. 住宅ローンが残っている不動産を売却する際の注意点
2-1. 抵当権の抹消手続きを確認する
不動産に抵当権が設定されている場合、売却前にローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。抹消手続きには金融機関の承認が必要です。
2-2. 売却価格とローン残債のバランスを把握する
ローンの残高と市場価格を比較し、どの方法で売却するのが最適かを判断しましょう。不動産査定を受けることで、おおよその売却価格が把握できます。
2-3. 税金や諸費用を考慮する
売却時には、仲介手数料、登記費用、ローン完済に伴う手数料などがかかります。また、売却益が出た場合は譲渡所得税が発生する可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
2-4. 金融機関との相談を早めに行う
ローンの状況や売却方法によっては、金融機関との交渉が必要になるケースもあります。売却を検討し始めたら、早めに金融機関へ相談することをおすすめします。
2-5. 専門家のサポートを活用する
住宅ローンが残っている不動産の売却は、通常の売却よりも手続きが複雑です。不動産会社やファイナンシャルプランナー、弁護士などの専門家のアドバイスを受けながら進めると安心です。
3. 住宅ローンが残っている不動産の売却の流れ
住宅ローンの残債を確認する
不動産の査定を受け、売却価格の見込みを把握する
金融機関と相談し、ローン完済の方法を決定する
売却活動を開始し、買主を見つける
売買契約を締結し、決済・引き渡しを行う
ローンを完済し、抵当権を抹消する
まとめ
住宅ローンが残っている不動産を売却するには、ローン完済の方法を明確にし、金融機関との調整をしながら進めることが重要です。売却価格とローン残債のバランスを把握し、最適な方法を選ぶことで、スムーズな取引が可能になります。早めに専門家に相談し、計画的に進めることをおすすめします。
株式会社KAERO
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町19-6 アルカーデン・テラ403
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