【知識ブログ】不動産売却後の手続き一覧:引き渡しから確定申告まで
不動産売却が完了した後も、必要な手続きがいくつか残っています。引き渡しから確定申告までの流れを理解し、スムーズに対応することでトラブルを防ぎ、税務リスクを軽減できます。本記事では、不動産売却後に行うべき主な手続きを一覧で解説します。
1. 物件の引き渡し
売買契約後、代金の全額支払いが完了したら、物件の引き渡しを行います。
鍵の引き渡し
売却した物件の鍵を買主に渡します。事前に鍵の数を確認し、すべて揃っているかチェックしましょう。
物件の最終確認
引き渡し前に、契約時の状態を保っているか確認してください。不具合があれば、修理または報告が必要です。
必要書類の準備
登記済権利証や固定資産税納税通知書など、必要な書類を揃えておきましょう。
2. 名義変更(所有権移転登記)の確認
引き渡し後は、名義変更が適切に行われたか確認することが重要です。
司法書士への依頼
通常は司法書士が手続きを行いますが、進捗を確認し、所有権が買主に移転したかチェックしましょう。
登記完了書類の受け取り
名義変更が完了したら、司法書士から登記完了書類を受け取ります。これを大切に保管してください。
3. 売却代金の確認と費用の精算
売却代金が指定口座に全額振り込まれたか確認しましょう。また、関連費用の精算も必要です。
仲介手数料の支払い
不動産会社に支払う仲介手数料を清算します。契約時に合意した金額であることを確認してください。
ローンの残債精算
売却物件に住宅ローンが残っている場合は、売却代金を使って精算します。
固定資産税・都市計画税の精算
売却日を基準にして、買主と固定資産税や都市計画税を按分します。
4. 確定申告の準備
不動産を売却した場合、利益が出た場合には確定申告が必要です。
譲渡所得税の計算
売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いて譲渡所得を計算します。控除が適用できる場合は、正確に適用しましょう。
必要書類の準備
確定申告には以下の書類が必要です:- 売買契約書のコピー
- 登記完了書類
- 仲介手数料や修繕費用の領収書
申告期限を守る
譲渡所得税の申告は翌年の2月16日から3月15日までに行います。
5. その他の手続き
売却後には、その他の細かい手続きも忘れずに行いましょう。
公共料金の精算
電気・ガス・水道などの公共料金を最終日まで清算します。
住所変更手続き
住民票や郵便物の転送手続きを忘れずに行いましょう。
資金計画の再構築
売却で得た資金の使い道を計画し、次のステップに備えましょう。
まとめ
不動産売却後の手続きは多岐にわたりますが、一つずつ確実に行うことでトラブルを防ぐことができます。引き渡しや名義変更の確認から、確定申告の準備、各種清算まで、しっかりと計画を立てて進めましょう。本記事を参考に、スムーズな売却手続きを実現してください。
株式会社KAERO
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町19-6 アルカーデン・テラ403
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