【川崎市】不動産売却でアパートをご依頼いただいた事例
こんいちは。KAEROの長田です。
これまで何度かアパートを売却したことがありますが、その時のお話の一つです。
依頼主である売主様は数年前に相続したアパートを所有されていました。1階2階の2戸という小さめのアパートです。売主様はすでに県外に転出されており、このアパートをどうするか長年悩んでいたようです。
というのも、築年数が古いのはもちろんですが、2戸のうち、1戸の方とこれまで賃料支払いの遅れや共用部分への勝手な使用などで、その方と何度もトラブルになっており、関係性が大きく悪化していました。
売却して手離れすればよいのですが、部屋数が2戸で築年数が古く、収益物件としては利回りが低いため、売却可能額が下がってしまいます。
物件はよい場所にあるため、賃借人に退去してもらい、土地として売却した方が高く売れる状況でした。
ご相談を頂いたとき、まず思ったのは収益物件として売却するにしろ、土地として売却するにしろ、リスクが高いため、一般の方への売却は難しいということです。賃借人とのトラブルを抱えているため、収益物件としては管理リスクがあり、土地としては退去しないリスクがあります。
元々売主様は賃借人が勝手をしたせいで、どの不動産屋にも安くしないと売れないと言われていたことにお気持ち的に納得できなかったようです。そのため、私が条件を整えれば高く売れますよ、という提案に魅力を感じていただきました。こうした経緯で賃借人との退去を前提とした「土地」での不動産売却を目指すことになりました。
とはいえ、一般の方に売却するには上記リスクがありますので、不動産業者に買い取ってもらう形です。不動産業者というプロによる買取であっても下記のようなリスクがありました。
①賃借人退去を前提とした買い取り業者が少ない
②賃借人とのトラブルが大きすぎて、リスクが高い(大挙してくれない場合は、購入した不動産業者は大損です。)
②のトラブルの内容はしっかり買主である不動産業者に話さないと、仲介業者としての重要事項説明義務違反にも通じますので、隠すことは当然できません。(というかリスクはできるだけ説明するのは当然ですが)
色々な不動産業者との付き合いがありましたので、なんとか①②をクリアすることが出来、結果的には買主となる不動産業者を3週間ほどで見つけることが出来ました。
その後は買主の不動産業者が、賃借人との退去交渉に成功。無事取引を終えることができ、winwinの契約となりました。売主様はこれまでに賃借人とのやり取りで大変苦労していたようなので、肩の荷を下ろしてもらうことが出来たようですし、手元にも最大限のお金を残すことが出来ました。
KAEROではこうした事例のように、お客様の状況をしっかり把握したうえで、不動産の状況を見極め、最適なソリューションをご提案させていただきます。
株式会社KAERO
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町19-6 アルカーデン・テラ403
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